子供を褒めすぎると天狗になる?何が正解?
「褒める」だけでなく「驚き、感嘆」するを実践してみましょう。
「褒めて伸ばす」文化というのが浸透してきているように思えますが、一方で「図に乗ってしまうのでは?」と心配に思う声もききます。
むやみに「すごい」と褒める言葉でなく、行為に対する「驚き」、「感嘆」にしてみましょう。
「おぉー、これが完成したものか!」
「へぇ、キレイに片づけたもんだね!」
製作物などに対しては、質問をしても良いと思います。
人格について述べるより、行動について述べる事を意識する
「人格の評価」より「行動や製作物の評価」に意識が傾くことで、自己肯定感を不必要に上下させることなく、モチベーションを上げることができます。
これは、褒める時だけでなく、叱る時にも同じことが言えます。「君はいつもそうだね」、「そういうことする子なんだ」と言うと原因が「自分はダメな人間だから」と刷り込まれてしまい、適切に改善されない可能性があります。言及するのであれば、行動に対して「何が」「なぜ」を教えてあげると良いでしょう。
それが改善された時には、今度は人格も含めて褒めてあげると関係性が深まるはずです。
重要なのは普段からの関係性
最後に締めくくりの言葉をかけてあげてください。
例えば、何かを作ったのであれば
「ここが面白いね」
行動をしたのであれば
「ありがとう」「お疲れさま」「頑張ったね」
と肯定の言葉で、次回の意欲に繋げることができます。
褒める時に「上辺だけ」と思われないよう、また叱るにしても「また何か言ってる」とならないようにするには、普段からのコミュニケーションが大切です。相手が自分の子供だとしても、自分とは異なる、感情を持った一人の人間です。
初めて会った人、たまに会う人は別ですが、普段から一緒にいる人との信頼関係が希薄だとなかなか言葉が届きません。日常からの何気ない労いの言葉や、興味を示す態度が少しずつ信頼関係を築きます。
また、気分で褒めたり叱ったりしていると思われないよう、普段から言動には一貫性を持ち、間違った時には素直に認める姿勢を見せてあげると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?子供の心理学にもとづいて、はじめてプログラミング塾でも実践している方法です。ぜひ試してみてください。それではまた次回のテーマでお会いしましょう!